万年筆を手にしたら、コンバーターを使って、いろんなインクを楽しみたい

2025-08-12

ブログ

こんにちは、暖淡堂です。

普段、万年筆を愛用しています。

数年前に亡くなった義父の形見として、一本、パイロットの万年筆をいただいています。

国産の万年筆を利用する方は、使い捨てのカートリッジでインクを補充する場合が多いためか、義父の万年筆にはインク補充用のコンバーターがついていませんでした。

で、本日、近隣の書店兼文房具屋さんのコーチャンフォーに行ってパイロット万年筆専用のコンバーターを買ってきました。

とても快適に使えています。

僕は早速、自宅にあった天色(あまいろ)のインクを充填して使っています。

もし国産の万年筆をお持ちで、コンバーターを使用されていない方には、コンバーターを使った万年筆の楽しみ方も知っていただければと思います。

PILOT 万年筆用インクコンバーターを使う楽しさ。

万年筆を使う上で、インクの色選びは大きな楽しみの一つですね。PILOT 万年筆用インクコンバーターは、カートリッジインクの手軽さとは異なりますが、一手間かける楽しみが味わえます。

PILOT 万年筆用インクコンバーターとは?

コンバーターは、万年筆にボトルインクを吸入するための吸入器です。PILOTの万年筆には、それぞれに対応したコンバーターが用意されています。代表的なものとして、「CON-20」、「CON-40」、「CON-50」、「CON-70」、「CON-70N」などがあります。

  • CON-20(生産終了): スポイト式の吸入器で、現在では生産されていませんが、ヴィンテージ万年筆などで使用されることがあります。
  • CON-40: 現在、多くのPILOT万年筆に標準で付属している、スクリュー式のコンバーターです。容量は比較的小さめですが、インク吸入の様子を目で確認できるため、初心者の方にも扱いやすいのが特徴です。
  • CON-50(生産終了): CON-40と同様のスクリュー式コンバーターですが、現在は生産が終了しています。
  • CON-70: プッシュ式の吸入器で、CON-40よりも多くのインクを吸入できます。一度のプッシュでインクを吸入でき、操作も簡単です。大容量のインクを楽しむことができるため、筆記量の多い方におすすめです。
  • CON-70N: CON-70の後継モデルで、プッシュ式の吸入方法や大容量である点は共通しています。

コンバーターを使うメリット

豊富なカラーバリエーション: カートリッジインクでは手に入らない、PILOTの「色彩雫(いろしずく)」をはじめとするボトルインクの豊富なカラーバリエーションを楽しむことができます。もちろん、パイロット以外のインクも自由に選べます。季節の移り変わりを思わせる色、気持ちを表現する色など、無限の選択肢が広がります。

経済的: カートリッジインクに比べ、ボトルインクは容量が大きいため、コストパフォーマンスに優れています。頻繁に万年筆を使う方ほど、経済的なメリットを感じられるでしょう。

環境への配慮: カートリッジのプラスチックゴミを減らすことができるため、環境に優しい選択肢でもあります。

メンテナンスのしやすさ: 万年筆の洗浄時に、コンバーターを使うことで、簡単に水を通し、ペン先やインク経路をきれいに保つことができます。これにより、万年筆を長く愛用することができます。

自分にあったコンバーターを選ぶ

どのコンバーターが自分の万年筆に合うか、迷うこともあるかもしれません。PILOTの万年筆は、それぞれ対応するコンバーターが決まっています。例えば、「カスタム74」や「キャップレス」などの多くの万年筆は、CON-40CON-70が使用できます。普通に文具店などで購入したものであれば、これらのどちらでも使用可能な場合がほとんどです。自分が持っている万年筆にどのコンバーターが適合するかは、PILOTの公式サイトや製品の取扱説明書で確認することができます。

インクの吸入方法

インクの吸入は、初めての方でも簡単に行えます。

  • 万年筆のペン先をボトルインクの中に深く浸します。
  • コンバーターを回す、またはプッシュする操作を行います。
  • インクが吸入されたことを確認し、ペン先を拭いて完了です。

万年筆のある生活をもっと豊かに

PILOT 万年筆用インクコンバーターは、万年筆という筆記具の枠を超え、自分の表現力を豊かにするツールともいえます。インクの色を選ぶ楽しさ、インクを吸入するひと手間、そしてそのインクで綴る言葉や文字。一つ一つのプロセスが、万年筆のある生活をより味わい深いものにしてくれると思います。

PILOT 万年筆用インクコンバーターで、自分を表現する「色」を見つけ、万年筆の魅力を存分に引き出すことができます。新しいインクとの出会いが、クリエイティビティを刺激し、毎日を彩るはずです。

もし万年筆をお持ちなら、コンバーターを活用して様々な色のインクでの表現を楽しんでみてください。  

  

  

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