クリスマスの思い出 50年以上前のこと

 

僕のクリスマスは、母からの電話で始まった。

小学校1年生になった年の冬のこと。


買い物に出かけた母が家に電話をかけてきた。

僕は母と電話で話した。


母は、僕にどんなおもちゃが欲しいか尋ねた。

僕は戸惑いながら、ブリキ製のロボットのおもちゃが欲しいと答えた。


夜、僕は母からプレゼントを受け取った。

妹もまた、おもちゃをもらっていた。


それが、僕の最初のクリスマスの思い出になっている。

なので、僕のところには、サンタクロースは来たことがない。


*****


僕が小学校に入学するまでは、我が家にはクリスマスはなかった。

僕が小学校に入学して、他の子どもたちと交流するようになった。


そんなとき、我が家にだけクリスマスがないと、僕が寂しい思いをするのではないか。

そう両親は心配したのだろう。


それで、クリスマスらしいことを、両親はしてくれたのだろう。

誕生日のお祝いも、僕が小学校に入学した年から始まった。


もう50年以上前の、北海道の小さな街でのことだ。

   

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