僕のクリスマスは、母からの電話で始まった。
小学校1年生になった年の冬のこと。
買い物に出かけた母が家に電話をかけてきた。
僕は母と電話で話した。
母は、僕にどんなおもちゃが欲しいか尋ねた。
僕は戸惑いながら、ブリキ製のロボットのおもちゃが欲しいと答えた。
夜、僕は母からプレゼントを受け取った。
妹もまた、おもちゃをもらっていた。
それが、僕の最初のクリスマスの思い出になっている。
なので、僕のところには、サンタクロースは来たことがない。
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僕が小学校に入学するまでは、我が家にはクリスマスはなかった。
僕が小学校に入学して、他の子どもたちと交流するようになった。
そんなとき、我が家にだけクリスマスがないと、僕が寂しい思いをするのではないか。
そう両親は心配したのだろう。
それで、クリスマスらしいことを、両親はしてくれたのだろう。
誕生日のお祝いも、僕が小学校に入学した年から始まった。
もう50年以上前の、北海道の小さな街でのことだ。

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