定年後は、定年前のように、昇格昇給などをあまり気にしない。
気にしたとしても、自分の努力が報われる状況ではない。
若い人たちに活躍の機会を譲るべきだ。
それよりも、定年後にこそ、しないといけないことがある。
それは、定年後の生き方を見せること。
落ち着いた、穏やかな大人の暮らしを送ること。
それをすることがなによりも大事だ。
世の中を落ち着かせるためにも。
無理をしない、ということができる
定年を過ぎていたら、さすがに自分の実力はわかっている。
自分にできる範囲のことが理解できている。
だから、自分には無理なことはすぐに判断できる。
そして。
若い頃にはどのくらいのことができたかを、よく覚えている。
その違いを実際に体験してきていることは大きな力なのだ。
だから、もう自分は無理をしない。
そして、無理をしている人に気づいてあげることができる。
見守る、ということができる
無理をしている人に気づいてあげられる。
どのくらいなら、自力でできるのか、大体わかっているからできることだ。
そして、本当に無理な状況になったら。
それに気づいていることを、教えてあげればいい。
自分以外にわかってくれている人がいる。
それは大きな励みになる。
もう少し続けてみるときでも。
そこで別の道に進むにしても。
そうきたか、と楽しむのでいい
定年後も仕事を続けていると、それなりに難しい内容のものが回ってくることもある。
自分には、大体どのくらいのことができるか、わかっている。
だから結果に大きな期待はしないでいい。
そうきたか、と楽しんでいいのだ。
そして、自分にできる範囲での対応をする。
定年後の自分に期待されているのは、穏やかであることなのだ。
そして、できないことはできないと認めること。
無理をしない姿を見せることが大切だ。
たまには頑張ってみる
無理にならない程度に、頑張ってみるのもいい。
そのときの、自分の状態がわかる。
若い頃と同じようにできなくて当然だ。
体力は落ちているのだから。
それでも、頑張ろうという気力があれば、その気力の分だけやってみればいい。
そもそもあまり期待はされていない。
途中で諦めても、何の問題もない。
それが、定年後の立場なのだ。
- 暖淡堂書房の書籍から -

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