自分史を書いて自己負担0円で出版した件 Kindle direct publishing利用のススメ

2023-01-08

自費出版

自分史を自己負担0円で出版する際に必要になるものはたった3つ

・文書作成ソフトのインストールされたパソコン(PC)
・インターネット環境
・自分史を書こうという意欲

  

こんにちは、暖淡堂です。

自分史や小説、詩などを書いて、本の形にして残したいという人は多いのではないでしょうか。

ベストセラー作品みたいにたくさんは売れなくても、家族や知り合い、その他、ほんの数人にでも読んでもらえたらそれでOKという人はたくさんいるかと。

ただ、どのようにして自分史を書き、それを出版して本の形にしたらいいかは、すぐにはわからないですよね。

ネットで検索してみると、自分史出版や製本のサービスはどれも安くない。

出版社からの出版はハードルが高そうだし、自費出版になると自己負担の金額もかさみそうです。

  

僕は別サイトで「暖淡堂書房」を運営していて、そこで自分の書籍を紹介しています。

書籍はすべてAmazonのKindleで出版しています。

出版の自己負担は0円

まったくお金をかけていません。Kindleからのお金の請求は一切なし。

書籍が売れたときに、印税の形で書籍価格の35%または70%を受け取ります。

差額がKindleの収益になるのでしょうけど、その条件は十分に受け入れ可能です。


この形であれば、自己負担0円で自分史でも詩集でも、その他の書籍でも販売可能です。

おまけに、最近Kindleではペーパーバックでの販売も可能になっています。

電子書籍だけではなく、紙の本でも売ることができます

  

この記事では、僕が実際に自分史を書いて出版するまでのことを紹介したいと思います。


自分史を書いて

・家族や知り合いに読んでもらいたい
・立派な装丁の仕上がりでなくてもいい
・自己負担金の余裕はない
・お金は節約したい
・しかし、時間はある

という方の参考になれば幸いです。

  

原稿を準備する、自分史を書く

ネットで検索すると、年表のような形で書くというのもありましたが、僕は私小説風にしました。その際に参考にしたのが次の書籍です。

  

  

自分はまさに50代で、60代(還暦)ももうすぐなので、ピッタリでした。

説明もわかりやすく、執筆に当たって作成する表も示されていて、その通りに作業を進めると、1章分の文章がスラスラと書けました。

マインドマップで書く内容を整理したり、起承転結それぞれの内容をハコガキでまとめたりと、書かれている通りに作業を進めるのが楽しかったです。


各章の内容を、

①だいたい生まれた時から小学校卒業まで

②中学生の3年間

③高校生の3年間

に分けて、それぞれまとめました。

毎朝決まった時間だけ作業するという形で書いていったのですが、数ヶ月続けると、まとまった分量の原稿が用意できました。


このテキストに出会えて、とてもよかったと思っています。

現在、大学入学から就職するまでの部分を執筆する準備中です。

  

原稿をデータ化し、電子書籍にする

原稿は、手書きのものであれば、何かのワープロソフトを使って電子データにする必要があります。

自分で原稿を電子データ化するのが一番手っ取り早いです。初めからワープロソフトを使って原稿作成しているとさらに早い。

ワープロソフトは、電子書籍形式(epub3など)での書き出しが可能なものを使うのが便利です。


僕が最近使っているMacのPagesでは、作成した原稿をそのままepub3の形式で書き出すことが可能です。

縦書きの書式にもすることができるので、とても便利で重宝しています。

目次の自動作成もできます。


その他、テキストエディタなどで原稿を作成する場合は、電子書籍データ作成ソフトを使うことになりますね。

電子書籍データ作成ソフト(Sigilなど)を使う場合はHTMLやCSSに関する基礎的な知識が必要になります。

僕もMacのPagesを使う前はSigilを使っていたのですが、縦書きにしたあと、さらにページ捲りの方向を設定するなど、若干手間がかかりました。

わかってしまえば簡単なのですが。


ちなみに、KindleではWordのファイルやPDFファイルでも出版できるようです。僕自身はやったことがありませんので、詳しくはKindleのサイトでご確認ください。

Kindle direct publishingへのリンク

  

Kindleに登録し、書籍を出版する

Kindleでの著者としての登録や書籍の出版は無料でできます。

登録に必要な内容はKindleのサイトでご確認ください。

マイナンバーや印税の振込先の銀行口座情報などは必須になります。


書籍が売れたら、売上のうちの35%または70%(販売の仕方の選択で変わります)を印税として受け取ることになります。

残りの部分がKindle側の儲けですね。書籍が売れたら、その分Kindleも儲かるので、我々は無料で出版できるということになります。

まあ、販売のためのシステムの運用費用であるとか、手数料であるとか、その辺りを負担しているというように考えていいかと。

出版の前に内容のチェックはあります。著作権侵害をしていないか、とか、内容が公序良俗に反していないとか、でしょうか。

このあたりは、自分史を書こうとする方々の良識で対応してください。

  

で、Kindleの良いところは、最近ペーパーバック形式での販売もできるようになったこと。

自分史を家族や知り合いに紙の本で渡したいときは、ペーパーバックで必要部数だけ自分で購入して配ればいいわけです。


ネット上で自分史の自己出版サービスの紹介をしているものを見ると、手数料とか、まとまった部数の発注とかでお金が結構かかるようです。

Kindleのペーパーバックであれば、実際に必要になる部数だけ購入するということが可能です。まったく無駄がありません。


また、Kindleで出版すると、世界の国々の誰かが読むということも起こり得ます。

Kindle unlimitedというサービスでは、ページ単位で読んでもらうことも可能で、実際に読まれたページ数に応じて印税が著者に支払われます。

自分史を出版するなら、Kindleを使わないという手はありませんね。

  

Kindle direct publishingへのリンク

  

実際に出版した「自分史」

以下の書籍が、僕が実際に作成してKindleで出版した自分史です。

内容の一部は当サイトでも紹介しています。


Kindleで出版すると、Kindle unlimitedで海外の方に見ていただくこともあるようです。

自分が出版した書籍を読んでくれる人が世界にいるということが、定年後の生活の生きがいになってくれるだろうと期待しています。

   

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この記事が自分史を費用をかけずに出版したい、

作成したいと思っている方々の参考になれば幸いです。

著作権に関して気になる方は、

このブログの兄弟サイト「還暦記:暖淡堂」の著作権関連記事をご参照ください。

 

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