ストーブで思い出すこと

2026-01-29

ブログ

 

北海道で暮らしていた頃。

冬の暖房はストーブだった。

灯油のファンヒーターは、僕が北海道にいた頃は、ほぼ使わなかった。

エアコンでの暖房などは、考えたこともなかった。

石炭ストーブの頃

砂川では、冬の手当として石炭を現物で支給していたのかもしれない。

あるいは、必要な分だけ、買っていたのかもしれないが。

その辺りのことは、よく知らない。

冬が近づくと、トラックで石炭を運んできていた。

それを石炭用の物置に入れておく。

そこから、必要なだけ家の中に持ってきて、暖房に使っていた。

ルンペンストーブというものがあった。

新聞紙や細かく割った焚き木を置いた上に石炭を一定量入れる。

数時間は持つ暖房用のセットであった。

石炭が燃え尽きると、石炭を足すか、ルンペンストーブのセット自体を交換する。

朝にひとセット、夕方にもうひとセット。

夕方は、大体夕食の仕度を始める時間帯。

父が仕事から帰ってくる、少し前。

外が、雪の季節の夕方に特徴的な、青昏さに沈みつつある頃だった。

石油ストーブの頃

家の外に俵を少し太らせたくらいの大きさの灯油タンクが、どの家にもあった。

そこに灯油を蓄えておいて、そこから管で灯油を家の中の石油ストーブに供給する。

そうすることで、灯油が切れることをあまり気にすることもせず、ストーブを使うことができる。

自宅の居間には大きな石油ストーブがあった。

それで、部屋全体を暖めていた。

実家で炬燵は使ったことがない。

ずっと、部屋全体を暖めるというやり方の暖房だった。

ストーブの上には、金属製の盥のようなものに水を入れて置いていた。

その中では、ストーブを点けている間は、いつも湯が沸いていた。

加湿器代わりになっていただろう。

湯が必要になったときは、そこから汲み取って使っていた。

ストーブを点けると、猫がその周りに集まっていた。

近づきすぎて尻尾を焦がす猫もいた。

人間も、なんとなく、ストーブの近くにいた。

そこで、途切れ途切れに話をしながら、のんびりと夜を過ごしていた。

石油ファンヒーター、エアコン

就職して、本州に来て、初めて暖房にエアコンを使った。

石油ファンヒーターも、本州に来てから使った。

どれも、温風が吹き出され、部屋の中を暖める形。

で、いつも、頭の方が暖かく、足の方が冷たい。

そして、目が乾く。

加湿器を使わないといけない。

が、加湿器を使うと、冬でも部屋のどこかでカビが発生することがある。

気をつけないといけない。

そんなこんなで、本州に来てからの冬は、あまり心地よくない。

なんとかしなければと、ずっと思っている。


雪が降り積もった冬に、家の中でストーブを使っていた暮らしが、とても懐かしい。

   

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