自分を遠くまで連れて行ってくれたもの、汽車、車、バイク、飛行機、そして読書

2026-01-31

エッセイ ブログ

子供の頃から、遠くに行きたかった。
ずっとずっと遠くの、自分の知らない場所まで。
そして、自分を遠くまで連れて行ってくれるものも、好きだった。
汽車、車、バイク、飛行機、それに、読書。

汽車

子供の頃は、まだ蒸気機関車が走っていた。線路を、煙を吐きながら走っている汽車を遠くから見るのが好きだった。
祖父母に連れられて、汽車に乗って遠くまで出かけた。昔の、旭川の街にはよく行っていた。そこに親戚が多かったのだ。
硬い、木の座席だった。木の床には油が塗られていて、独特の匂いがした。
祖父母が出かけるのは、冬が多かった。農作業のない、季節だった。
だから、僕が覚えているのは、雪原の中を走る、車窓の風景だ。

18歳の夏に、自動車の運転免許を取得した。
それから、大学に通っていた4年間は、車で北海道内を彷徨きまわった。
稚内、名寄、知床、阿寒、釧路、帯広、襟裳、室蘭、函館、小樽、石狩、浜益、留萌。大体行った。
なぜか、根室には行きそびれている。釧路から、ほんの少し先なのに。
生きているうちに行ってみたいと思っている。自分で、車を運転して。

バイク

就職してから、自動二輪の免許を取得した。
大型二輪の免許も取得して、すぐに1000ccのバイクを買った。
それからは、週末ごとに遠出をした。
山口県内を中心に、島根、鳥取、広島、福岡、大分、佐賀、熊本。
バイクでは、鹿児島には行っていない。
なぜか、行っていないところを少し残すクセがあるようだ。
鹿児島には、車で出かけた。家族で、旅行で行ってきた。

飛行機

出張で、飛行機を利用することが多かった。
国内は、沖縄県を除いて、大体の県に行ったか、通過した。
海外は、西の果てはスペイン。飛行機の窓から、遠くにアフリカ大陸を見た。
東は、アメリカのワシントンDC。
スペインも、アメリカも、ずいぶんと遠かった。
南はオーストラリア。新婚旅行と、家族旅行。
オーストラリアは、とてもいいところだった。
生きているうちに、また行きたいと思っている。

読書

読書は、ここにいながら、どこへでも行ける。
宇宙の涯にも、深海にも行ける。
そういう場所に行きながら、ほとんどの場合は、無事に帰って来られる。
これは読書だけがもつ強みだ。
ごく稀に、なかなか帰って来られないこともある。
それはそれで、幸せなことだ。
そんな本に、もっと出会いたい。いつもそう思っている。

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