多摩丘陵に秋が訪れました。爽やかな秋空の下で、木々の葉が綺麗に色づき始めています。
一歩里山に踏み込んだら、そこには穂を垂れ、収穫を待つ稲田。それを囲む山々の木々は紅葉したり、葉を静かに落としたり。
木々の間を吹きおろしてくる風も心地よい季節になりました。
整備されたお散歩コースを歩き続けてうっすらと汗ばんだ身体がホッと休まりますね。
秋の多摩丘陵を歩いていて気づくのが、なかば野生化した栗や柿の木が多いこと。実が収穫されないまま地面に落ちて、鳥や獣の餌になっているようです。
特に、栗の木が多いですね。足元にたくさん栗が落ちていたりします。
そういえば、多摩丘陵の周辺には縄文時代の人たちが多く住んでいたとか。栗の実はその頃の貴重な栄養源だったようです。土器を使って加熱して食べていたとのこと。
甘い実が食べられる秋は、縄文時代の人たちにとっても楽しみな季節だったかもしれませんね。栗は固い殻があるので、保存食になったかもしれません。
柿はあまり日持ちしませんが、もしかしたら干して保存したのかも。それも甘い食べ物になりますね。
やがて来る冬に向けて、様々な準備をしないといけなかったと思います。そんな人たちも、栗や柿の実で、ホッと一息つく時間があったのではないでしょうか。
そんなことを考えさせてくれる、里山の秋です。
以下のリンクから、多摩丘陵地区での縄文時代の暮らしに関する展示情報が得られます。
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