こんにちは、暖淡堂です。
久しぶりに平井和正さんの作品を読みました。
中学生から高校生、大学生くらいの頃まで、出版されていた平井作品は大体読んでいました。
今回紹介する「狼の紋章」と「狼の怨歌」は中学2年生か3年生くらいの頃に読みました。
「狼の紋章」は1971年の作品なので、今(2025年)からもう54年も前の発表されたもの。
それでも、十分に楽しめました。
登場する物や状況などは、確かに現在のものと比べると、昔を感じさせますが、現在もその当時とあまり変わっていないことに驚くくらいです。
国際的な紛争は形を変えて続いているし、民族間の対立や差別などもなくなっていません。
この小説の舞台を、50年前ではなく、近未来のものだと読み替えてもいいくらい、人間って50年くらいでは全然変わらないのだな、と感じた次第。
久々でしたが、平井作品のスピード感、さすがだと思います。
数年前に「死霊狩り」を読みました。
その時に、中学生や高校生の頃に読んだ他の本を思い出していました。
一部が、新装版で出版されているのがうれしいです。
夢枕獏さんの「キマイラ」のシリーズが好きな方は、その原型の一つを平井作品の中に見つけられるかもしれません。
すっきりとした読後感をお求めの方、この2冊、おすすめです。
😊*****😊
0 件のコメント:
コメントを投稿