「狼の紋章」、「狼の怨歌」 平井和正 50年くらいでは人間は変わらない

2025-05-18

読書記録

平井和正作品「狼の紋章」、「狼の怨歌」

こんにちは、暖淡堂です。

久しぶりに平井和正さんの作品を読みました。

中学生から高校生、大学生くらいの頃まで、出版されていた平井作品は大体読んでいました。

今回紹介する「狼の紋章」と「狼の怨歌」は中学2年生か3年生くらいの頃に読みました。

「狼の紋章」は1971年の作品なので、今(2025年)からもう54年も前の発表されたもの。

それでも、十分に楽しめました。

登場する物や状況などは、確かに現在のものと比べると、昔を感じさせますが、現在もその当時とあまり変わっていないことに驚くくらいです。

国際的な紛争は形を変えて続いているし、民族間の対立や差別などもなくなっていません。

この小説の舞台を、50年前ではなく、近未来のものだと読み替えてもいいくらい、人間って50年くらいでは全然変わらないのだな、と感じた次第。

久々でしたが、平井作品のスピード感、さすがだと思います。

数年前に「死霊狩り」を読みました。

その時に、中学生や高校生の頃に読んだ他の本を思い出していました。

一部が、新装版で出版されているのがうれしいです。

夢枕獏さんの「キマイラ」のシリーズが好きな方は、その原型の一つを平井作品の中に見つけられるかもしれません。

すっきりとした読後感をお求めの方、この2冊、おすすめです。

  

😊*****😊



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