【ブログ】ヨーロッパの家 日本の家 メンテナンスについて思うこと

2022-07-06

ブログ 穏やかに暮らすために

 

バルセロナのサグラダファミリアの塔から撮影した街は、どこまでも石と煉瓦と瓦で出来ていた。

建物自体は100年以上使われているものが多いのだろう。

そもそもこの写真を撮影したサグラダファミリアは着工が1882年というから、100年経ってもまだ出来ていない。

完成後も使われるだろうから、どれほど長く使われることか。

  

一方、日本の新築の家はあっという間に建てられてしまう。

半年かかることはない。

それでも、外壁などは10年したらメンテナンスの工事が行われる。

多くの場合、それは家を建てたときにもう契約されているようだ。

メーカー側としては、顧客を長期間つなぎとめることができるので、よいことなのだろう。

  

どうせ10年経てばメンテナンスするのだから、そのくらい保てばいい。

そんなふうにメーカーが考えていなければ、だが。

  

ヨーロッパは、古い建物がたくさん残っていて、大切に使われている。

日本の家は、もう江戸時代までの紙と木の家ではないのに、短期間で建て替えることを前提に作られているような気がする。

  

多少のメンテナンスは必要だろう。

それでも、100年、200年と住み続けられるような家にはできないだろうか。

  

日本の技術は、短期間で置き換えられるようなもののみ、発展してきたのだろうか。

   

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