【多摩の歴史】汁守神社 大国魂神社の末社の一つ 住宅街の中にひっそりと

2022-03-15

多摩の歴史

 

汁守神社

汁守神社は川崎市麻生区黒川とはるひ野の境の住宅街の中にひっそりと建っています。

この汁守神社は府中にある大国魂神社の末社の一つ。

府中市は、律令制で全国が治められていた頃(大体7世紀後期から10世紀頃まで)の武蔵の国の中心となっていました。

府中市には国府が置かれ、国分寺が建てられていました。

今の地名にそれぞれ残っていますね。


汁守という名前は、大国魂神社で行われた祭祀で祀られる食事のうち、汁を担当したことによるようです。

町田市の真光寺に飯守神社があり、こちらは飯を担当したことによる名前になっています。

汁守、飯守、それぞれ分担して食事を担当していました。


汁守神社碑

川崎市の黒川地区は、府中市から多摩川を渡って、丘陵地帯に上った先にあります。

この辺りは武蔵の国に入っていました。

それをさらに進むと、その先に相模の国の国府があったようです。

よこやまの道、海道よこみねの道などは、古代の重要な交通路にあたると考えられています。


汁守神社はお正月の初詣に多くの人が集まります。

元日の朝から、大太鼓の音が聞こえます。

これは、お参りした人が大太鼓を叩く音。

毎年9月下旬には例大祭。

大太鼓を乗せた車と、お囃子の行列がゆっくりとはるひ野方面を練り歩きます。

その音が遠くから聞こえてくると、秋の深まりを感じます。


神社へは小田急多摩線の黒川駅、はるひ野駅利用が便利。

京王相模原線の若葉台駅からも十分歩いて行ける距離です。



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