自分を遠くまで連れて行ってくれたもの、汽車、車、バイク、飛行機、そして読書
子供の頃から、遠くに行きたかった。 ずっとずっと遠くの、自分の知らない場所まで。 そして、自分を遠くまで連れて行ってくれるものも、好きだった。 汽車、車、バイク、飛行機、それに、読書。 汽車 子供の頃は、まだ蒸気機関車が走っていた。線路を、煙を吐きながら走っている汽車を遠くから見るのが好きだった。 祖父母に連れられて、汽車に乗って遠くまで出かけた。昔の、旭川の街にはよく行っていた。そこに親戚が多かったのだ。 硬い、木の座席だった。木の床には油が塗られていて、独特の匂いがした。 祖父母が出かけるのは、冬が多かった。農作業のない、季節だった。 だから、僕が覚えているのは、雪原の中を走る、車窓の風景だ。 車 18歳の夏に、自動車の運転免許を取得した。 それから、大学に通っていた4年間は、車で北海道内を彷徨きまわった。 稚内、名寄、知床、阿寒、釧路、帯広、襟裳、室蘭、函館、小樽、石狩、浜益、留萌。大体行った。 なぜか、根室には行きそびれている。釧路から、ほんの少し先なのに。 生きているうちに行ってみたいと思っている。自分で、車を運転して。 バイク 就職してから、自動二輪の免許を取得した。 大型二輪の免許も取得して、すぐに1000ccのバイクを買った。 それからは、週末ごとに遠出をした。 山口県内を中心に、島根、鳥取、広島、福岡、大分、佐賀、熊本。 バイクでは、鹿児島には行っていない。 なぜか、行っていないところを少し残すクセがあるようだ。 鹿児島には、車で出かけた。家族で、旅行で行ってきた。 飛行機 出張で、飛行機を利用することが多かった。 国内は、沖縄県を除いて、大体の県に行ったか、通過した。 海外は、西の果てはスペイン。飛行機の窓から、遠くにアフリカ大陸を見た。 東は、アメリカのワシントンDC。 スペインも、アメリカも、ずいぶんと遠かった。 南はオーストラリア。新婚旅行と、家族旅行。 オーストラリアは、とてもいいところだった。 生きているうちに、また行きたいと思っている。 読書 読書は、ここにいながら、どこへでも行ける。 宇宙の涯にも、深海にも行ける。 そういう場所に行きながら、...