多摩丘陵にははるか昔から人が住んでいる。縄文時代から住んでいるのだ。
遺跡、史跡もたくさんある。歴史好きにはたまらない。
面白い地名もある。意味がわかりそうでわからないものもある。
例えば五月台駅から歩いて行ける地域の地名、五力田(ごりきだ)がそうである。
なんだ、五力田とは。ゴツゴツした地名ではないか。
漫画でジャイアン的なキャラクターにつけられそうな名前である。
ゴリ、である。ゴリ、キダである。
ちなみに、実際の五力田は、大体が多摩丘陵に特徴的な斜面である。田んぼはほぼない。あるのは斜面をいかした畑、それと住宅地。五力田の「田」がほとんどない。それが、気になる。
WikiPediaで調べてみた。
「五力田」の由来
天下のWikiPediaでは、名前の由来を次のように説明している。
由来は不明であるが、地元には二説が伝わっている。
五人力の男が当地を開拓した。
五人ほどの農民が協力して開拓した。
なお、江戸時代には「伍力田」とも表記された。
なによりもはじめに、「由来は不明」となっている。
調べてみて、謎はさらに深まった。
そこで、私と妻は実地調査に赴いた。
五月台駅から五力田見晴らし公園へ
地図にある通りに歩いてみた。ちなみに、上に引用した地図では、五月台駅のすぐ上に五力田の文字がある。五力田駅でもよかったのかもしれない。
このことで、五月台という名前の由来もあやふやである可能性が出てきた。
田んぼなどどこにもないように見える。
住宅街を抜けると、斜面に作られた畑やお城のような大きくて古い家、正体不明の病院入り口の案内(病院が見当たらない)などを横目にみながら、坂道を上った。
新しくてきれいな家が多い。
子供と遊んでいる若い親をよく見かける。
比較的若い家族が住んでいるところのようだ。
その先に、あった。五力田見晴らし公園。
遠くに山の連なりが見える。が、その手前の家家家の存在感が圧倒的である。それも戸建ばかりである。ところどころにテラスハウスタイプの賃貸物件もある。
人がたくさん住んでいるのがわかる。
そして、丘陵なので、一軒隣の家とも高低差がある。
五月台は駅名だけ 住所は五力田になる
五力田に住むのであれば、この地名を許容するとともに、近隣の高低差で生じるなんらかの意識をも許容する必要があるだろう。おそらくは高い方が有利だ。
物件を確認するのなら、早朝か夕方のチェックは必須である。
ごくローカルに日没時間が変わっている可能性がある。
隣の家の陰に入る時間帯が、気象庁の発表する日没時間とずれているかもしれない。
実地で確認するべきだ。
ちなみに、この見晴らし公園のすぐ裏手が平尾団地である。
平尾団地に抜ける、抜け道がある。
稲城市の平尾である。平たい尾のビーバーである。
心の新百合ヶ丘である。
五力田の謎は深まるばかり
五力田の名前の由来は、正直それほど真剣に気になっている訳ではないが、謎として残されている。
由来よりも、「ゴリ」という音に強く惹かれたというのが正しい。
最初から真剣に調べるつもりなどないのだろう、と言われると、そうかもしれません、と答えようと思う。
性格が素直なのだ。それに、押されると引く、という柔軟性もある。
ふと「五人がかり」という言葉を思い浮かべたが、それで何かが解決される訳でもない。
宿題にしておきたい。
*****
多摩丘陵での新生活は、まずは住まい探しから。
*☺☺☺☺☺*
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿