川崎市麻生区黒川では、江戸時代炭焼きが盛んだったようです。
江戸の市民生活が発展するにつれ、炭の需要が増しました。
それに応えたのが黒川の炭だったようです。
新編武蔵風土記稿という書物では、黒川村の人たちが農閑期、9月から翌年の3月くらいまで炭焼きをしていたと説明されています。
炭焼きが行われていた地域としては、黒川村の他に細山村、下菅生村、下麻生村、王禅寺村などの名前が出ています。
近隣の多摩地域でも同じように炭焼きがされていたようですが、それらも皆黒川炭と呼ばれていたとのこと。
この辺りで炭焼きが盛んに行われたのは、クヌギ、ナラなどの林があったことと、炭焼き窯を作るために良い粘土の多いことによるようです。
できた炭は津久井街道を馬で布田宿(調布市)や江戸まで運ばれました。
参考資料
川崎市立稲田図書館編集 津久井街道 登戸・生田・柿生をたずねて 昭和46年3月25日 <非売品>
*小学校の先生方が分担で執筆された本のようです。
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